☆☆☆ 成人の日 ☆☆☆

今年成人になられた皆様、

      おめでとうございます。

言われる立場から

言う立場になり早34年。

月日の経つのは早いもので

 “今の自分” というものがまったく想像もつかなかったあの頃が

とっても懐かしい……。

『あっと言う間だな』

そんな事を思いながら目に留まったある冊子。

その中に、

ご主人の最期を4人の子供達と自宅で迎え

死生観について考えていく中で

“人を看取ることの意味”を問うドキュメンタリー映画

『いきたひ』を自身で制作された

映画監督 “長谷川ひろ子”さんが紹介されておりその方の一節。

『私は一日を一生として捉えるようにしています。

朝目覚めた時が「おぎゃー」と産まれた瞬間で、

一日を終え寝る前に一日を振り返ります。

もし、明日の朝が目覚めないとしたら悔いは無いかどうか、

自分に正直に生きたかどうかを問うのです』

*

この方のご主人が漢方の薬学博士として

末期がんの患者を生還させてきた実績を持っていたにも関わらず、

自ら余命宣告から三ヶ月でこの世を去られたそうで、

“生還ストーリー”のつもりで撮られた映像が

上映されているということです。

“命の終わり” を観て頂けたらというお言葉に

重みを感じました。

何かを食べたら「美味しい!」

野に咲く花を見たら「きれい!」という風に

日々沢山の感動を積み重ねながら豊な人生を歩んでいきたい。

そのように言葉を続けられています。

:

見たり感じたりの感動は自分にとって大切な糧。

あの二十歳の頃から随分経ちましたが

“時代の流れ” や “四季折々”を感じながら

若さとの引き換えになる 『何か』を

これからも追い求めていこう。

ほんのわずかながらでも

昨日より今日、

今日よりも明日のほうが何かしらプラスになっている自分に

なれるよう積み重ねていこう。

そんなコトを思う “成人の日” となりました。

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